ベイシー

    

今回の旅は東北における音楽の名所を巡るのが目的でした。

まず最初は宮城県登米市にあるエルヴィン。
ここでまず音のシャワーを浴びます。
笑顔が素敵なマスターの安藤さんと奥さんが営なむこのジャズ喫茶は、映画館のようなスピーカーでこの日はファンクを流していました。

選び抜かれたスピーカーは濡れた布で叩かれるような「音」で、ここでまず一度打ちのめされます。

エルヴィンを出てからは安藤さんが尊敬する菅原さんが経営するベイシーへ。
一関は城下町という事もあり、会津若松や松本に似た雰囲気がありました。

一関ベイシー。

僕はジャズも弾けませんし、語る事などできません。しかしこの店の名前は何年も前か聞いておりました。
ここは日本一のジャズ喫茶であり、世界中の著名なジャズミュージシャンが演奏する場所です。

扉を開けると今まで聴いた事のない音が飛んで来ました。40年以上の歴史を感じさせる店内を見渡し、菅原さんに挨拶をして、席に着いてから何も話せませんでした。

銀座bar so whatのマスターから託された渡辺かをるさんの遺品であるアニータ・オデイのレコードを渡すと、菅原さんはそれを手に取ってじっくりと見ます。

そして立ち上がってそれを掛けてくれました。

何だか色々な事が頭に浮かび、必死に涙が溢れそうになるのを堪えていました。
こんな経験した事ありません。
少なくとも自分が音楽と出逢えて良かったと心から思いました。

そこで聴いたものは人生で二度目の音です。
一度目は12歳の頃に家のラジカセで聴いたビートルズ。

二度目が昨日です。
もう一度音楽をやろうと思いました。
いつまでも歌えますように。

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乗ってからが旅行

    

東北に向かっています。

目指すは一関ベイシー!
世界中から著名なミュージシャンが集まる伝説のお店です。
お店の話は明日また書かせて頂きますね。

そんな訳で東北新幹線に乗っているのですが、特急電車というのは目的地の特色が出ていて楽しいです。

例えば特急あずさに乗るとやっぱり長野と山梨っぽい雰囲気なんです。
東海道新幹線は西日本が混在していますし、北陸新幹線も然りです。

もう特急電車に乗った瞬間から目的地なんですよ。家に着くまでが遠足みたいなものですね。なんだかとてもワクワクします。

これは飛行機でも同じです。
初めてアメリカへ行った時はノースウエスト航空で、機内に入るとCAさんが全員外人で、嗅いだ事のない香水と食べ物の混ざった匂いしました。

僕にとってアメリカは成田から始まっていたんです。
逆に帰りの便が日本のキャリアだと、シカゴだろうとバンコクだろうとロンドンだろうと日本なんです。

特に何が伝えたい訳でもなく、こういう事を考えるのはとても楽しい。

以上、新幹線からのぼやきでした。

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朝日

    

始発で帰っても真っ暗だったのに、すっかり日が長くなりましたね。
今朝見た東京湾の朝日はこうグッとくるものがありました。
何か新しい事が生まれる、始まる、そんな雰囲気でした。

新しいアルバムを作ります。

楽曲は殆ど揃ったのであとは作るだけです。
今の自分ができる全てを注ぎ込む事を決めました。

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WBC

    

WBCの準決勝。
対戦相手は日本に野球を伝えた国であるアメリカ。

接戦の末、2−1で敗けましたが代表選手たちに心から拍手を送りたいです。
始球式も野茂さんとラ・ソーダ元監督で、日米野球の象徴のような二人が出てきて最高でした。

この試合では日米の応援合戦も個性があって楽しかったです。

日本勢はお馴染みトランペットと「かっ飛ばせ◯○」
アメリカ勢は「USA!USA!USA!」コールとスタジアムオルガン。
これを観て僕はスポーツとしての野球以上に文化としての野球が好きなんだと思いました。
両国のファンとも野球を心から愛し、相手を尊敬しているのが伝わってきました。
プロ野球でお馴染み、相手のアウト時に鳴らす曲も日本応援団はしませんでした。

これが日韓戦となると違います。
複雑な事情が絡んでいるのは分かりますが、スポーツにそれを持ち込むべきではありません。
マウンドに国旗立てるとか完全にアウトです。
結果的に勝っても負けても気持ちが良くないのはそのせいです。

その点、今回の準決勝はとても気持ち良く観ることができました。
以上本日のぼやきでした。

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リンゴスター

    

「ビートルズの中で二番目に好きなのは誰かって投票させたら絶対に僕さ」

ビートルズのドラマー、リンゴスターの名言です。僕もリンゴスター大好きです。
ビートルズで一番好きな曲も「イエローサブマリン」ですしね。

今日はそんなリンゴスターについて書こうと思います。

「リンゴスター的才能」って凄く難しいと思うんです。バンドにおいて、その才能が何なのか簡単にまとめてみました。

・ユーモアがあるけど普段は隠してる
・基本的に控え目
・グループに絶対に欠かせない
・メンバーが一番のファン
・喧嘩の仲裁役ができる
・フロントマンよりお洒落
・本気出すと全部持ってく
・どことなく緩い

なんかクラスに一人いそうですよね。
こういったポジションって一番狙ってもなれないんですよ。

七人の侍だと五郎兵衛
ドラゴンズで言う川又米利さん
サザンオールスターズの松田さん

例えが非常に分かりにくいですが、
僕に将来子供ができたら「リンゴスター」みたいな男に育てたいと思います。

最後はライブでめちゃめちゃな演奏をしたリンゴにジョンが掛けた言葉で締めさせて頂きます。

「君と一緒に演奏できて嬉しいよ」
皮肉屋のジョンが言った皮肉じゃない素敵な言葉ですね。

ちなみに参考までに五郎兵衛の画像を

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麻婆豆腐

    

近所にある中華料理屋の麻婆豆腐。
とっても美味しいのですがとにかく辛いです。
山椒と唐辛子で赤というより黒いです。
一口食べれば君は四川にひとっ飛び。本当にそんな感じです。

僕も麻婆豆腐について多くは語れませんが、
この思い切りと迷いのなさこそが、ここの麻婆豆腐の魅力だと思うのです。
辛くない麻婆豆腐はただの肉豆腐片栗粉炒めです。
よくある化学調味料の味しかしないやつです。
ここの麻婆豆腐は違います。唐辛子と山椒の味しかしません。

なんだか音楽にも通じるところがある気がします。
肉豆腐片栗粉炒めにならない音楽を追求して、今夜も頑張ろうと思います。

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TEAM

    

昨夜は日頃お世話になっている方の主催する送別会で歌わせて頂きました。
30人貸切で、半分以上は知らない人。
それでも前もって宣伝して頂いたお陰で、僕の存在や曲を知っている人が多く、
とても温かい空気感の中で演奏ができた事に感謝です。

途中のスピーチや雑談を聞いていて思ったのは、
何か一つのものをチームで作り上げてゆく事の素晴らしさです。

弾き語りで活動している僕は、影で色々な人に支えてもらいながら、独りよがりな事が多いです。
自身の楽曲で「1+1は2じゃない」と歌っておきながら、全然できておりません。

話はかなり飛躍しますが、現生人類であるホモサピエンスが生き残れた理由はその「チームワーク」だったそうです。
逆に体格が大きかった近縁のネアンデルタール人は声帯が発達していなかったらしく、チームではなく単独で行動する事が多かったそうです。それが仇となってネアンデルタール人は滅び、数と連携で勝るホモサピエンスが生き残ったわけですね。

話を戻しますが、人は一人では生きていけないって事ですね。
だから先輩後輩関係なく別れは辛いし、全力で応援するのだと思います。
そういった意味で昨夜はとても勉強になりました。ありがとうございます。

※ちなみにネアンデルタール人は全てが滅んだわけではなく、一部はホモサピエンスと交配して同化したそうです。
僕の先祖にもいるかも。

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僕の自転車

    

今の自転車になって今年で5年目。
メンテナンスもしていないので、かなりガタがきていますが問題なく走れます。

この自転車、非常に目立つ色をしているので近所の人には僕の行動が丸わかりです。
うっかりアダルトビデオ店の前にでも置いたら大変です。
もはや僕の分身になっているその自転車ですが、過去に三回も盗まれています。

一回目は2年前。
一週間経って近所に住む友人に「チャリ見かけたよ」と言われ、見に行くとありました。
自宅から50メートルの辺鄙な場所に乗り捨てられていたのです。

二回目は1年前。
これもまた違う方向ですが、自宅から200メートルの場所で偶然発見しました。
この時はなぜか空気が抜かれていました。

そして三回目は先週。
三度目とあってもう諦めかけました。
5年間、事故もなく僕を運んでくれた自転車に感謝です。
1万5千円の値段でこんなにも役に立ってくれた。ありがとう・・

と思っていましたらありました。
近所の駅に停めてありました。
まるで「元の場所に戻してきなさい!」と親に言われて段ボール箱に戻しても
何度も帰ってきてしまう捨て犬のようです。

一気にこの自転車への愛が生まれました。
ここまできたらとことん乗ろうと思います。

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怖い話から学ぶ

    

僕は霊感もありませんし、ホラー映画も苦手です。
映画「リング」を初めて見た時は半年くらい引きずりました。
今でも怖い話が苦手ですが、今日はそんな「怖い話」について。

よく会話の途中に怖い話を切り出す人がいます。
「えー、やめてやめて」と言う人や、身を乗り出す人。
そして「あれはいつだっけな。僕がまだ20歳くらいの時で…」と始まります。

この手の話が凄いのは起承転結がしっかりしている事。
内容はともかく、怖い話には人の耳を傾けさせる工夫が沢山あるんです。

途中、聞き手が想像しやすいように効果音なんかも入れてきます。
足音だったり、水滴の音だったり。それが余計に話への関心に繋がります。

この工夫は他の話にも共通すると思います。
ライヴのMCも、怖い話からアイデアを得てもっと聞きやすくなると思うんです。

いかに人を怖がらせるかと、楽しませるかは表裏一体ではないかと。
ちょっと稲川淳二さんの動画観てきます。

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夢の話

    

理想のオジさんになれるかって、人生設計において重要ですよね。
今日はそんな僕の目指すオジさん像について語ります。

僕の楽曲にSTYLEという曲があります。
歌詞は僕の尊敬する先輩に書いてもらいました。2年前に亡くなったグラフィックデザイナーである渡邊かをるさんをモデルに書かれた内容は、男がどう生きるのか考えさせられる深い内容です。

歌詞を頂いた時に「いつかこんな詞が書けるようになりたい」と率直に思いました。
今日はそんなSTYLEの歌詞を引用させて頂きます。

「歳を重ねて気取っているのは なかなか疲れると でもそれが男の矜持だと STYLEとは守る事」

ここで矜持という言葉が出てきますが、調べてみると「自分の能力を優れたものとして誇る気持ち。自負。プライド」とあります。

深過ぎて今の僕には理解できない部分ではありますが、この歌で一番好きなところでもあります。

この僕にとって矜持となるのは何なのか。
凄く単純ですがそれが音楽であったらどれだけ幸せかと思います。

少し緩いユーモアのあるMCに、年季の入ったアコースティックギター。
年相応の格好に、ステージには古い絨毯と木椅子。ピック入れはブリキの古い灰皿。

好きな映画は「ジョーズ」と「バックトュザ・フューチャー」。
若者の話をちゃんと聞く。ジョークに笑う。
ウイスキーはロックで、話題は昔話ではなく今の話。

東京にいない時は西伊豆の富士山の見える別荘兼スタジオで曲作りとレコーディング。
東京にいる時は昼は蕎麦屋で食べて、夜は今歌っているバーに客として行く。
趣味はキャンプとギター収集。

なんか書いてるだけで楽しくなってきました。

サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

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