ギリシャ流のキャッチセールス

    

観光地には大抵「しつこいキャッチセールス」が付きものです。

歌舞伎町に行くとやたらと居酒屋飲み放題の勧誘を受けるのと同じように、
今回の旅でも実に多くのキャッチに絡まれました。

バルセロナではしつこいセールスを断ったら、暴言まで吐かれました。
ナントカ猛々しいとはこの事ですね。
真顔で「ファッキュー」と言われるとこんなに腹が立つものかと思いました。

その点ギリシャでの勧誘はとてもソフトです。
特にロドス島のレストラン街はピースフルそのもの。

「ねえ、行くところ決まってないならウチで食べてきなよ」
「ごめん、もう決まってるんだ」
「あ、そうなんだね。じゃあ良い夜を!」
「君もね!」

こんな平和なやりとりが幾つもありました。
そうすると次の日にはその人の店に行きたくなりますね。
なんだかとても幸せな気分になりました。

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ロドス島

    

アテネを出発し、飛行機でロドス島へ。

ロドス島はトルコの対岸に位置する南北に長い島で、
フランスでお世話になった友人家族を訪ねに行きました。

この島では5日間のヨット生活。
船内は僕以外フランス人ですから、食事から何まですべてフランスです。
船尾にはフランス国旗がはためき、改めてフランスの持つ強いキャラクターを感じました。
あの国歌が聞こえてくるようです。

昼はセイリングに連れて行って貰いました。
エーゲ海は今まで見た事がない程、深い青をしており、
潜ると岩と砂しかないので、サンゴ礁のある海とはまた違う印象でした。
つまり潜るより見る海という事ですね。

この海に居ると、どこか守られているような、不思議な感覚でした。
この穏やかさはこの後の旅でも続きます。

船首に跨って風を受けながら、新しい人生の訪れを感じました。
ずっとここに座っていたいと思えるほど、風は心地よく、静かに船は進みます。

夜は月を眺めながらデッキでギターを弾き、こんな贅沢をさせて貰える事に感謝、感動しました。
自分の音楽に海の空気が溶け込んでいくような感覚もありました。

ヨットはゆっくりと力強く進みます。

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アテネへ

    

フランスに二日間滞在後、ギリシャへ移動しました。

同じヨーロッパ内の移動でも、この時はギャップはかなりのもので
またまた強烈な国にやって来たと感じました。

地理的にもギリシャはアジアに近く、
この地を中心に世界へ様々な文化が広がった事を感じました。
僕らの滞在した場所はアテネでも治安の悪い地域ではありましたが、
ローカルな文化が溢れ、素敵なお店が連なる通りでした。

1軒目に入った店が飛び切り素晴らしく、
優美な女性が一人で切り盛りしているバーでした。

最初に冷たい水が出された時に「これがギリシャ流のおもてなし」と友人が教えてくれました。
日本では当たり前のように飲食店で水を飲んでおりましたが、
恥ずかしながら、この時にはじめてその有り難みに気付きました。
これは日本とギリシャが水に恵まれている事の証でもあると思います。

決して大げさではなく、
僕が海外で訪れたバーで、最も感動したのはこのお店かもしれません。

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フォンセッ

    

バルセロナを後にし、フランスのリヨンに一旦戻りました。

前回の旅もそうだったのですが、
他の国からフランスに戻ってくると「あぁ、ここフランスなんや」って気分になります。

本当にボキャブラリーがなくて申し訳ないのと、
普段「〜や」なんて使わないけれど

これ以上の表現は見つかりません。

空港に着いて公共交通手段に乗り
「ムッシュー」「メーシィー」「アウヴァ」

この辺が聞こえてくると
「ああ、フランスや」ってなります。

これは前回も書きましたように、
フランスの持つ強烈なキャラクターとマイペースさを肌で感じるからだと思うのです。
また僕にとって非常に近しい国になっている事もあり、
独特の帰ってきた感があるのが嬉しいです。

やっぱりパンと卵はフランスが一番美味しいですね。
友人が「フランスに帰ってきたらまずこれを食べる。
そしてデザートにはクリームブリュレだ」と言っているのを見て、

「日本人に例えると焼き魚定食みたいなもんか。
いや、にしてもやっぱりフランスや…」と画像の料理を見て思う僕でした。

余談ですが昨年テーマソングを担当した商業施設サンマルシェの「マルシェ」もフランス語です。

フォンセッ(ボソッ)
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スペイン 〜バルセロナの夜〜

    

ポルトガルの次は情熱の国スペイン。

10年前くらいから漠然と「次の旅はスペインかな」と思い描き、
ようやく上陸する事ができました。

この街は広場以外、迷路のような狭い路地にばかりで
それがまた素敵な空間に感じさせてくれます。

上から見ると分かりやすいです。
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バルセロナでは友人のお陰でライヴも実現し、
ブラジル人バンドの演奏日に乱入させて頂きました。
彼らのハイテンションに触発されて、
いつもよりシャウトしました。

結果的に盛り上がったので良かったのですが、
アイルランドで音楽における強弱を学んだ身としては少しやり過ぎました。

しかしながらこの「恥ずかしい」という概念すらない空気は
とても刺激になりました。

一人一人が「ケセラセラ」。
人生は続くよ、的な雰囲気に僕もすっかり呑み込まれました。

ジプシーキングスをスペイン語圏で歌う目的も達成し、満足です。

また、ポルトガルに続き思った事は「南米が近い」こと。
大西洋の向こう側とは言え、言語が同じです。
これはお互いに行き来しやすいですよね。

音楽に関しては南米から逆輸入されています。
日本からは地球の裏側、遠い南米の文化に少しでも触れる事ができ、
なんだかお得な気分でした。

また、スペインの料理は本当に美味しいです。
イワシの酢漬けを食べた瞬間、感動して目がカッと開きました。

パエリアはとっても普通でした。
しかしながら旅先では「普通」が見つかる事も幸せです。

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ファドは何処へ

    

昼から夜までリスボンの街を一通り歩きましたが
ファドは聴こえてきませんでした。

ファドはポルトガルの伝統音楽です。
帰らぬ船乗りを思って女性が歌うブルースと僕は認識しております。

友人曰く「今は観光客向けが殆どじゃないかな。
本物のファドと出会える可能性は低いと思うよ」

いや、僕らも観光客なんですけどね(笑)
それでも今までの旅で一番感動したのは
やはり「現地の人の現地の人向けの音楽」でした。

僕はファドと出会えませんでしたが、
またいつかこの国に来る事があったら前以て調べようと思います。

しかしながらレコードショップで素晴らしい音源に出逢いました。
音楽以外では絶品のポートワインとイワシの香草焼きが思い出です。

食堂で働くおじさんおばさんは、とてもテキパキとして
まるで日本人のようでした。

ポルトガルと日本の共通点は尽きないですね。
僕の行った欧米の国の中で一番日本人っぽかったのはポルトガル人です。

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リスボンの街角で

    

リスボンに到着したのは午後8時。
空港から地下鉄に乗り、街の中心部へ向かいます。

どの国も空港の周りというのは似たような景色で、
そこから何かしらの交通機関で街に出て、
最初に見る景色がその国の第一印象になります。

地下鉄の出口を登ると、
そこにはいつか映画かアニメで観たような、
美しい街並みが広がっておりました。

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ポルトガルは日本が最初に出会ったヨーロッパの国です。
現代でも遠い、この街から船に乗って何ヶ月もかけて日本に来たのですから
お互いの受けたカルチャーショックは相当なものだったのではないでしょうか。

てんぷらやカステラが残るわけですね。
この他にもポルトガル由来の物がたくさんあります。

ボタン、パン、金平糖、ブランコ…

更には「おんぶ抱っこ」の「おんぶ」はポルトガル語源らしいですよ。
おんぶ自体はもっと昔からあったでしょうが、
それをあえてポルトガル語で言った日本人のミーハーさは健在です。

最近巷に溢れている外来語もこんな感じで定着するのではないでしょうか。

この日はリスボンの街並みに酔いしれながら深夜まで飲みました。
宿に戻る道の勾配が急過ぎて驚きました。
角度でいうと45度くらいあったんじゃないでしょうか。(んなわけない)

坂のある街は素敵ですね。
それはリヨンも然りです。

つづく

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リヨンから

    

今回の旅はスイスのジュネーヴ国際空港から始まりました。

早朝に到着し、友人ロマンの待つフランスのリヨンまでは電車で移動。
屹立とした山々の間を抜けながら、2時間程でリヨンに到着。

一体どこからかどこまでがスイスで、
いつフランスに入ったか分からないのは
日本人の僕から見てとても不思議な感覚でした。

リヨンは昨年も訪れた非常に思い出深い街です。
この時期は午後9時になっても明るく、
川沿いのテラスでは大勢の若者がビールを飲んでいました。

ロマンのお陰で、この街は自分にとってのヨーロッパ前線基地。
これからはじまる旅に胸を躍らせながら翌朝はリヨンの公園でジョギングしました。

ロマン曰く「ヨーロッパで一番美しい公園」であるテット・ドール公園は
彩艶やかな花が咲き乱れ、日本では中々見かけない大きな樹木が空を覆っておりました。
そして走り疲れて、池のほとりのカフェでペリエを飲む…

「どんだけフランスだよ」と思いながら一人吹き出してしまい、
強いフランス感を楽しんでおりました。
色々とインパクトの強い国です。

僕の持つフランスのイメージはちびまる子ちゃんの花輪くんです。
少なくとも僕の中ではそうです。

恥ずかしいくらいに優雅で個性的。
このフランスの持つ「マドモアゼル」的要素は
日本と正反対に位置するように思えます。

だからこそ日本人はフランス文化に惹かれるのだと思います。
同時にフランス人も非常に日本への造詣が深い印象を受けます。

そんなヒデ爺が迎えに来てくれそうな中で公園を後にし、
荷物を再び整理していよいよポルトガルへ出発です。

今回の旅におけるポルトガルは僕にとって最重要目的地。
人生で一度訪れてみたい街の一つであったリスボンへ向かいました。

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ご無沙汰しております

    

大変ご無沙汰しております。

実はしばらくの間、海外放浪して参りました。
訪問国は予てからの希望であったポルトガル、スペイン

そしてギリシャでした。

今までの旅はアウトプットがメインでしたが、
今回の旅はインプットする事があまりにも多く
これからの音楽に反映されたら嬉しいです。

異国の地に自分の大好きな場所が見つかる事は
何とも言えない寂しさもあります。

すぐに行けない、けれどすぐにでも行きたい場所というのは
望郷の念と似た切なさがあります。

そんな場所が見つかった事が
今回の旅の醍醐味だったと思います。

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昭和基地のバー

    

南極にある昭和基地。
そこに毎週水曜日と土曜日にバーがオープンするらしいです。

実はこういう話大好きなんですよね。

現地でお仕事されている方々の苦労を思えば
そんな軽い事は言えませんが、
限られた空間の中で開かれるバー
昔からとてもロマンを感じます。

例えば周りに何もないホテルのバーにも似たものがあります。
またまったく飲食店の見当たらない地域にポツンと立つスナックも同じです。

そうやって考えていくとバーの意味が少しだけ見えてくるように思えます。

カウンターに座って酒を飲む。
この行動にとてつもなく奥行きを感じます。

ポロンとギターの音が聴こえてきますね。

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