子供達に誇れるしごと。

草むら空き地を この番地を
家に変える魔法を

ゆっくり気長に 気ままに
掛けてゆこう

いつかはぼくらの ぼくらの
明かり漏れる場所
いつかはみんなの みんなの
家になる場所

数年前に書いた楽曲「みんなの家」。
僕が尊敬し、とてもお世話になっている建築家である加地則之さんをモデルにした楽曲です。

この楽曲を聴いた加地さんが
アンサーソングならぬ、アンサー建築として設計されたのが、埼玉県にある浦和明の星学園のカフェテリア。

卒業生やこれから巣立っていく生徒が、
ここに「帰ってきた」と思える場所にしたいという思いを受け、『みんなのイエ』をコンセプトに設計されたのだそうです。

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なんて僕が言うのは本当に恐縮ですが、
加地さんからこの話を聞いた時に、胸が熱くなったのを憶えております。

少なくとも、膨大かつ偉大な仕事の一要素として
僕の楽曲が組み込まれているとしたら
これ以上、幸せな事はありません。

今日はその建物を実際に観に行きました。
まず最初に想像を超える大きさに圧倒され、
しばらく言葉を失いました。
ヨーロッパで大聖堂に入った時のような気持ちで、
完成したばかりの「みんなのイエ」を歩いて廻りました。

頭の中で流れるのは勿論あの楽曲です。
不思議なことにオルゴールで再生されました。

一通り見廻ってから思ったことは、
まさに「子供たちに誇れるしごと」でした。

本当にこれは物凄い事です。
どう説明すれば良いのか分かりませんが、
少なくとも今での人生では体験したことのない
今の僕にはアウトプットできない衝撃でした。

これもまたいつかアンサーソングを作ろうと思います。

僕の部屋で口ずさんだものが、
色々な旅をして、加地さんの思考に溶け、
最終的にこの建物に吸収されて
何千、何万人の人たちを守る屋根の一部になる。

他にもここには書き表せない程、
感情が湧いてきました。

そしてこの仕事は「優しさ」がなければできないとも思いました。
顔の見えない誰かのために、
加地さんがこの建物を設計した事を思うと
とても温かく、涙が出そうになります。
これこそ本当の魔法だと思います。

30歳を迎えた僕が目指すのは
そういう気持ちの先にある音楽です。

人の事を想い、後世に残る仕事ができるように
まっすぐ進んでいきたいと思っております。

加地さん、ありがとうございます。

新しいチャプターの前に。

田内洵也

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