アテネの夜

友人ロマンに見送られ、イカリア島を出発した僕はアテネへ。

もう旅が終わってしまう切なさが、
日本に帰る楽しみと混ざり合う時。
だから旅の終わりは一番好きです。

アテネでは前回も宿泊したホテルに戻り、
市内を歩き廻ってからホテル近くを歩いておりました。

先のブログで紹介した素敵なカフェバーは残念ながらお休みで、
その隣にある、また素敵なバーで飲む事にしました。

そこのバーテンダーの女性がとても親切で、
ギリシャのお酒を色々と教えてくれました

更に彼女の恋人は木造建築の勉強をしており、
日本文化にとても興味があるから是非とも紹介させて欲しいと言われ、
暫くしてテーブルにやってきたのはファナシスという青年でした。

ファナシスは僕に日本の木造建築の素晴らしさを語り、
色々な質問をしてきました。

僕は「みんなの家」の話をしたり、法隆寺や清水寺について教えてあげました。
こんな時にネットとは便利なものです。
ファナシスはそれをメモし、いつか必ず日本に行くと燃えておりました。

時間はあっという間に過ぎ、
バーテンダーの彼女(ニコレッタ)が後片付けを始めながら言いました。

「もうクローズの時間だから、この後三人で飲みに行かない?」

帰国前日にこんな誘いとは最高です。
まるで昔から知っていたかのような雰囲気で、
二人は温かく迎えてくれました。
旅を通じて思ったのですが、マジでギリシャ人はフレンドリーです。

何軒か梯子した後にファナシスが
「お腹すいてない?アテネで一番美味いサンドイッチ屋あるから行こうよ」
と日本でいう〆のラーメンを提案してくれました。

そこのサンドイッチは確かにアテネで一番でした。
サンプル数とか必要ないです。
ファナシスとニコレッタが言うんだから、そうなんです。

その時点でもう午前5時だったのですが、
更に「僕らの家で飲もうよ」と続きます。

二人の家はアトリエになっており、
とても可愛らしい内装でした。

ファナシス「次回ギリシャに来たらここ泊まって良いよ」

マジでギリシャ人はフレンドリーです。
午前6時を回った頃に、アパート前の石段に腰掛け三人で朝日を眺めました。

遠く丘の上にある遺跡が徐々にオレンジ色に変わり、
いよいよ旅が終わると思うと、急に寂しさが込み上げてきました。

ファナシスとニコレッタに見送られ、ホテルの部屋に戻りました。
もうすっかり明るい窓の外、まとめられた荷物。

この旅は間違いなく、今までで一番の旅でした。
ありがとう、ファナシスとニコレッタ。

また日本で会いましょう。

This entry was posted in ブログ. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>